2020.05.01 OTHER

そうだ、調整だ! 正しいフィッティングで、より安全に

手洗いやアルコール消毒をしていない手を口元にもっていかないように。この注意、皆さんご存じですよね? ウイルスが付着している可能性がゼロと言い切れない手を粘膜に近づける行為は、感染リスクを伴うと言われています。だから、着用中のマスクに不用意に触らない。ならば同じことがいえるのでは? と思えるのが、掛けているメガネを不用意に触ること。目も粘膜です。不用意に手を近づけないほうが安全な気がしませんか? でもメガネがずれちゃうから…。それは再フィッティングが必要なタイミングです。

あいにく、メガネフレームは絶対に歪まないというものではありません。それには理由があります。製造面でいえば、ガチガチに硬く作ることは可能です。けれども硬すぎて歪まないメガネは、外部から強い力がかかった時にお顔にダメージを与えてしまう。それが分かっているから、フレームメーカーは、象が踏んでも壊れないフレームは作らないのです。その代わりに柔軟性を高めることで、歪みを少なくする努力を続けています。たとえば20年前と現在を比べると、メガネのしなやかさは圧倒的に進歩しています。でも歪みをゼロにはできない。なぜなら、度を超えた時点で「しなやか」は「フニャフニャ」に変わり、結果として柔らかすぎて安定感のないメガネになってしまうから。

そういうわけですから、メガネは定期的にフィッティング=掛け心地の調整が必要なのです。タイミングとしては、お買い上げ時、お買い上げ後1カ月、6カ月…以降は6カ月に1回。この周期に合わなくても、気になったらいつでも。これをひとつの目安にするのがいいかと思います。 良心的なメガネ屋さんであれば、フィッティングのためにお店を訪れてくださる方を、大歓迎します。売買だけのための場所ではなく、メガネの快適さを保つための場所でもあることを十分に心得ているから。そして、調整に訪れてくださるということは、メガネを大切に扱ってくださっている証拠だと思うから。 だからいつでもお気軽に。

ずれたメガネを頻繁に直す動作を日々繰り返すリスクと、感染対策がキチンとできているお店に短時間滞在するリスク。さて、どちらを選びます? ご判断は、もちろんお任せいたします。