似合うメガネの選び方①基本ルール
メガネを選ぶための基本となる5つのルール
まず、メガネを選ぶための基本となる5つのルールがあります。
顔の長さ、幅のバランスを良く見せるための基本です。
1:顔の輪郭と異なる形のフレームを
顔の輪郭と同じ形のフレームを選ぶと、コンプレックスに思う部分がより強調されてしまいます。自分の顔の輪郭と異なる形のフレームを選びましょう。
2:フレームの横幅を顔幅に合わせる
顔の横幅より大きすぎるフレームを選ぶと、寄り目に見えてしまう可能性があります。横幅に近ければ近いほど、目元が自然でスマートな印象になります。
3:フレームの横幅は眉からアゴまでの3分の1以内
フレームの横幅が大きすぎると鼻が低く見えてしまい、顔のバランスが悪くなってしまいます。「眉からアゴまでの3分の1以内」がフレームの縦幅の黄金比です。
4:眉のラインに沿ったフレームカーブを
眉の価値も人ぞれぞれ。自分の眉のラインとメガネのフレームのラインを合わせることで、メガネが顔に馴染みやすくなります。
5:色選びはメイクやヘアに合わせる
例えば、ブルーのアイメイクを好む方には青系フレームが顔に馴染みます。ただし、髪色が黒い方は同じ黒系フレームだと暗い印象になってしまいます。色の相性、全体のバランスが大切です。
二重焦点(バイフォーカル)レンズ
累進多焦点レンズは境目のないメガネレンズですが、二重焦点レンズはレンズに境目があり、遠くを見る時は遠用部、近くを見る時は近用部を通して見る遠近両用のメガネレンズです。 二重焦点レンズには種類がいくつかあり、累進レンズに比較して近用部分の視野が広くとれるタイプがあります。
近年は見た目などの理由から累進レンズを選択されるお客様が多くなっていますが、二重焦点レンズには『遠くと近くで見たいものがハッキリ見える』というメリットがありますので、中間距離をあまり必要としないデスクワークの方、細かい手作業など手元をハッキリ見ることが必要な方には最適なレンズです。
二重焦点レンズは、細部の調整(度数設定・近用部の位置など)に熟練した技術が必要なオーダーメイドレンズで、メガネ量販店・ディスカウント店ではあまり取り扱われていません。
メガネレンズの種類 累進多焦点レンズ
手元専用の老視用の単焦点レンズは遠くが見えませんが、遠くから手元まで一枚のレンズで連続的に見えるように度数が変化する累進多焦点レンズがあります。 さらに累進多焦点レンズには、遠方を重視する設計の遠近両用レンズ、中間や近方を重視する設計の中近レンズや近近レンズの3つのタイプがあります。
■遠近両用レンズ
遠近両用レンズはレンズ上部の遠くを見る部分から、下部の近くを見る部分まで徐々に度数が変化しており、遠く、中間、近くに視線を上下することにより、快適な視界を得ることができます。
長所 :遠くから近くまで境目なしで見える。
メガネを掛け替える必要がない。
短所 :中間・近くの視野が狭く歪みを感じる。
1本で遠くから近くまで対応できますが、その他のレンズと使い分けすることで、より快適に見ることができます。
■中近レンズ(室内用メガネレンズ)
室内から手元までを見るための累進多焦点レンズが中近レンズです。視線を上下することにより、中間距離から近くまで連続的に見ることができます。
長所 :室内仕事や家事を快適に出来る。近用部分は遠近に比べて広い。歪みが少ない。
短所 :遠くは見えない。外・運転などでの使用は出来ない。
屋外では遠近両用。室内では中近レンズ。使い分けすることで、より快適に見ることができます。
■ 近近レンズ(デスクワーク用メガネレンズ)
手元からデスクまわりまで快適に見るための累進多焦点レンズが近近レンズです。見える範囲はレンズの種類や度数等によって異なります。
長所 :手元の視野が広い。歪みが少ない。
短所 :遠くは見えない。室内は見渡せない。
遠近両用レンズの調製には非常に熟練した技術が必要になります。 遠近両用メガネをお求めの方は、高い技術を持ったメガネ専門店にご相談ください。
メガネレンズの種類 単焦点レンズとは
一般的にメガネレンズには大きく分けて単焦点レンズ、累進多焦点レンズ、二重焦点レンズの3種類あります。
単焦点レンズは近視、遠視、乱視などに用いる一般的なメガネレンズで、1枚のレンズにひとつの度数があります。 一般的な補正用と、読書用などの手元専用老眼鏡に使われます。 球面、非球面、両面非球面などの設計があり、見え方、レンズの厚み等に違いがあります。
■ 球面設計レンズ
レンズのカーブが球面の一部を切り取った形をしている一般的な凹レンズ、凸レンズです。 度数が強くなると、鮮明に見える範囲が狭くなったり、物が歪んで見えたりすることがあります。
■ 非球面設計レンズ
レンズの外面カーブを、非球面に設計しています。 球面設計のレンズに比べ、周辺部のボヤケやユガミが少なく、薄く、軽いレンズに仕上がります。 弱度~強度まで幅広く対応出来るレンズです。
■ 両面非球面設計レンズ
レンズのカーブが外面・内面ともに非球面になっている先進設計レンズです。 非球面設計がレンズの両面に施されているため、ボヤケやユガミが少なくなります。 周辺部の見え方にこだわられる方や乱視が強い方に最適なレンズです。