ハズキルーペの正しい使い方を教えます!
CMの効果もあってハズキルーペを購入されている方が沢山います。
通信販売で購入されている方も結構多いようです。
でも、購入された方が全員、CMで謳っている通りの効果を得られているかというと疑問です。
一番の問題というか勘違いは、ハズキルーペを老眼鏡のようなメガネと思っている方が多いことです。
ハズキルーペは、メガネではなく掛ける拡大鏡です。
ではハズキルーペを使う際に気をつけることとは…。
・ひとり一人の屈折度数や老眼程度によっては、期待通りの効果が出ないケースもあります。
・老眼鏡の上から掛けると、通常の40cm距離より手前距離に近づける必要があります
・メガネのようにキチンとお顔に掛けるよりも、鼻メガネのようにずり下げ下限の方が拡大効果があります。
以上がハズキルーペの使い方というか、注意点になると思います。
ハズキルーペを希望の方は、メガネ屋で実際に試してから購入することをお奨めしています。
これならば、購入して期待外れということは無くなります。
http://www.agport.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=348
効果が得られにくい方もいますので、お試し時点で判断ができるからです。
ハズキルーペよりも単純な老眼鏡を購入した方が良いケースも。
もう少しメガネ屋視点から、お話しさせて頂くと、ハズキルーペよりも単純な老眼鏡を購入した方が良いケースも沢山あることです。
お客様の話を伺っていると、拡大鏡であるハズキルーペである必要性に疑問を持つケースが多くあります。
「新聞が見えない」という程度であれば、健常視力を矯正出来る方であれば老眼鏡の方が適切な場合が多くなります。
お値段的にも変わりません。どちらも1万円程度の価格ですから…。
「拡大」という効果が必要となるのは、針の穴に糸を通す様な微細な作業の場合です。
でも、老眼鏡を掛ければ健常視力が出る方であれば、このような場合にも「適切な度数の老眼鏡」+「適切な明るさ環境」を用いれば不要な場合も多くあります。
メガネ屋視点で、ハズキルーペについて整理すると以下のようになります。
・まずは、適切な度数の老眼鏡を使用した方が良い。
・手元照度が低い環境が多いので、明るさ対策は大切になる。
・極端に微細なモノを見る方は、老眼鏡にプラスしてハズキルーペを活用すると効果的になる。
・健常視力が出にくくなる高齢者の方は、老眼鏡+明るさ+ハズキルーペの拡大効果が効果的になる。
いずれにせよ、通信販売で購入するのではなく、メガネの専門店で体験と相談をしながら購入するのが失敗をしない近道だと思います。