やりすぎるとメガネがダメになる!?メガネの超音波洗浄で 気をつけたい3つのポイント
メガネ屋の店頭などでよく見かける「超音波洗浄機」。
家電量販店やインターネット通販などでも購入できるため、
ご自宅でお使いになられている方もいるかもしれません。
しかし最近、お客様から、この超音波洗浄機を使って
「メガネが壊れてしまった!」という声をたまに耳にします。
そこで今回は、メガネの専門家による目線から
超音波洗浄の際に気をつけたい3つのポイントについてお話しします。
1. 洗浄前にメガネの傷をしっかりチェック
超音波洗浄機は、水中で細かな振動を与えることで、
目に見えない隙間の汚れまでスッキリ落とすことができます。
そのため、メガネのフレームやレンズなどに傷があった場合、
その傷から振動を通して水が入り込み、洗浄前よりも
塗装が剥げてしまったり、レンズの傷が広がってしまうことがあります。
超音波洗浄機を使う前にはそんなメガネの状態をよく確認して、
傷が目立つ場合は、超音波洗浄の時間を短くしたり、
事前にお店のスタッフに相談することをおすすめします。
2. 洗浄後にはネジの緩みも要チェック
傷以外にも気をつけたいのが、ネジの緩みです。
メガネは細かな部品をネジ留めしている場合があります。
日常的な掛け外しでも緩むことがありますが、
超音波洗浄機の細かな振動によって
より緩みやすくなることが多々あります。
洗浄後には、ネジの緩みもしっかりチェックしておきましょう。
3. 洗いすぎに注意!事前に説明書を確認しましょう。
超音波洗浄機は、メーカーによって取扱説明書などに
「プラスチック製レンズの長時間の洗浄は避けてください」
といった表記がある場合があります。
現在、市販されているメガネの多くがプラスチック製のレンズです。
使う前に注意書きをよく見て、適正な洗浄時間を守りましょう。
超音波洗浄に適していないメガネを洗う方法
傷のあるメガネや、材質的に超音波洗浄に適していないメガネなどを
キレイにしたい場合は、まず水道水などでやさしく洗い流します。
水よりもお湯のほうが、汚れが落ちるイメージがありますが、
レンズなどのコーティングまで落としてしまう場合もあるため
ここは水を使ってください。そして、メガネ用の洗剤、
もしくは家庭用の中性洗剤やアルコールなどでレンズをキレイに洗浄します。
洗い終わったら、水でよくすすぎ、最後は清潔な布か
メガネ拭き、ティッシュペーパーなどで水気をよく拭き取りましょう。
メガネは日々のメンテナンスが欠かせません。
毎日の掛け外しによるネジの緩みや、フレームの歪みなど
素人ではなかなか気づきにくいところも多いので、
購入したお店でぜひ定期的にメンテナンスをしてもらってください。
その際に一緒にクリーニングをお願いしてもいいかもしれません。