2017.09.01 CONCIERGE

長時間の使用は要注意!?コンタクトレンズとの正しい付き合い方

「目が充血する」「目が重たい」「目がしょぼつく」…
最近、コンタクトレンズの使用によるトラブルが増えています。
その多くが、じつは「長時間の使用」が原因。
今回は、コンタクトレンズの正しい使い方と着用時間についてお話します。

長時間着用することで起こる角膜の“酸欠”

目の角膜は、人間と同じく「呼吸」をしています。
もちろん、コンタクトレンズを通しても酸素は通りますが
少なくはなります。さらに時間が経過すると
レンズに汚れが付着し、酸素の透過性はさらに低下。
これがいわゆる、角膜が酸欠した状態です。

角膜に酸素が行きわたらない状態が長く続くことで、
「充血」「重たい感じ」「しょぼつき」などの症状が出てきます。
目に違和感を覚えたら、とりあえず外してみる。
それがトラブル回避のためのファーストステップです。

空気の乾燥しやすいエアコン下では特に注意

コンタクトレンズを着けている状態の角膜は、涙を通じても酸素を得ています。
夏場や冬場など一日中エアコンのきいた空間にいる場合は、特に注意が必要。
空気の乾燥によって涙が減り、酸素の透過性が低下するだけでなく、空気中の汚れもレンズに付着しやすくなり、角膜がより酸欠を起こしやすくなります。
そんなときは、昼休みなどに一度外して軽くすすぎ洗いをするのがおすすめです。

角膜を休めるためにも自宅用の補助メガネを。

角膜を休ませたくても、コンタクトレンズがないと見えないのでなかなか外せない…。そこで必要となるのが、自宅用の補助メガネです。
理想的なのは、自宅ではメガネをかけて角膜のコンディションを整え、外出時にだけコンタクトを使用するという使い分け。ぜひお試しください。

まとめ

◎コンタクトレンズの着けすぎは角膜の酸欠を招く
◎空気の乾燥しやすい冬場やエアコンのある環境は特に注意
◎自宅ではメガネを使用するなど角膜を適度に休ませてあげることが必要

昔に比べて品質や着け心地が向上し、ついつい着けっぱなしになりがちなコンタクトレンズ。
正しい使用と着用時間を身につければ、さらに快適なアイウェアとしてあなたの視生活をサポートしてくれるはずです。