2017.09.01 CONCIERGE

初めての眼鏡を購入する際の選ぶポイント/45歳

今までずっとメガネとは無縁の生活を送ってきたけど、最近、なんだか近くの文字が見づらくなってきた。老眼かな…。
そろそろメガネを掛けないと不便だし、まずはメガネ屋さんに相談して「近くを見る時だけのメガネ」を作ろうかな…。と考える40代後半の方も多いと思います。
でも、ちょっと待ってください。
もちろん、近くを見る時だけのメガネも非常に便利といえますが、プロのメガネ屋としてはお勧めできません。
それでは、どんなメガネが「初めてのメガネ」にお勧めなのか?
45歳からの「はじめてのメガネ」を選ぶ際のポイントを3つご紹介します。

型崩れの起きにくいメガネフレームを選ぶ。

45歳からのメガネは近視用メガネと違い「掛けはずし」が多くなります。
メガネの掛けはずしは両手で行っていただくのが原則ですが、それでも型崩れを起こす可能性が非常に大きいです。
バネ性に優れたメガネは型崩れを防ぎ、メガネに慣れていない方にありがちな違和感も軽減してくれます。

こんなメガネフレームは少し気を付けて。

初めての45歳以上のメガネは、凸レンズであることが非常に多くなります。
凸レンズの特徴はレンズ中心部が厚く、レンズ周辺部が薄くなっています。
したがって、相性の悪いメガネフレームが存在します。
例えば、レンズに穴を空けてネジで止めるフチなしメガネ。
レンズに厚みが無いことで非常にもろくなる場合があるので避けた方がよいでしょう。
また、おしゃれで個性的なプラスチックメガネの場合、レンズ加工の都合上、周辺部の薄いところに圧力がかかりレンズが歪んでしまう場合があります。
もちろん、上記のメガネフレームでもメガネは作れますが、必要以上にレンズを厚くする場合があり、見た目はあまりよくないようです。

いろいろ見えるレンズを選ぶ。

スマホや雑誌など、近くが見づらくなってきたからといって、一定の距離、例えば読書用でメガネを作ると、読書や書類を見るときは良いのですが、顔を上げたときにメガネ越しでは前がぼやけるので、思わず鼻メガネで上から覗くように…。
メガネのプロである私たちは、お客様にそんな格好の悪い姿をさせるわけにはいきません。
今レンズの種類は多種多様になっています。
広い視野でお手元も見つつ、顔を上げても先まで見える。
遠近両用レンズ、中近レンズ、近々レンズなど、日常でよく見る距離に合わせてメガネを作ることができるのです。
45歳からの〈はじめてのメガネ〉は、近視用メガネと違って、お客様ひとり一人のライフスタイルや掛ける目的に合わせて作るメガネです。
メガネ店の販売員とよく相談をして、最適なメガネを作りましょう。