2022.12.27 CONCIERGE

眼鏡とコンタクトどっちが良いの? 度数やコスパは?

メガネとコンタクトレンズ。いずれも近視や遠視で良く見えない視力を矯正するためのものです。
目への負担やコスト、装用のしやすさなどといった面からもメガネとコンタクトレンズの違いをご紹介します。

 

 

コンタクトレンズのメリット・デメリットとは?

【メリット】
・顔の印象が変わらず、素顔のままでいられる。
・フレームがないため視野が広い。
・レンズが曇らないためストレスが少ない。
・左右の視力が大きく異なる人の視力矯正に適している。
・スポーツや運動などでも外れることなく快適。

【デメリット】
・着脱に慣れが必要。
・目に直接つけて使うので、間違った使い方をすると目の病気の原因になる。
・装用することで乾き、異物感などの不快症状が出ることがある。
・コンタクト代、ケア用品などランニングコストがかかる。 

 

 

眼鏡のメリット・デメリットとは? 

【メリット】
・気に入ったデザインの眼鏡でおしゃれができる。
・眼球に指が触れないため衛生的。
・眼球を傷つける心配がない。
・お手入れが簡単。
・ブルーライトカットや紫外線対策に有効。

【デメリット】
・眼から12mmほど離れているので、度数が強いと歪んで見えたり、物の大きさが違って見えることもある。
・壊れると代わりのメガネができるまで日常生活に困る。
・スポーツや激しい運動には不向き。

このように、両者にはそれぞれメリット・デメリットがありますので、目的にあった方を使うシーンに合わせて選ぶと良いでしょう。

 

 

メガネとコンタクト、目が疲れるのはどっち?

「メガネよりコンタクトの方が疲れる」という人も多いですが、いずれにしろ自分にあった度数のメガネやコンタクトを使うことで、個人差がありますが目の疲れを軽減する事ができます。

「コンタクトが疲れる」という方の多くが「乾燥」が原因のことが多いようです。
コンタクトレンズは涙を吸収して蒸発させてしまうので、乾燥しやすくなり、目がぼやけます。そこでなんとかピントを合わせようと調整機能を酷使することで、目が疲れてしまいます。定期的に目薬などで潤いをキープすることが大切です。

「メガネが疲れる」理由の一つとして、自分の目にあっていないメガネを使っているケースがあります。
レンズの度数を強くしすぎると、目の調整力が弱まり、正しい焦点があわずに、目が疲れてしまいます。専門店や眼科に相談して、最適なメガネを選びましょう。

 

 

コンタクトレンズの方が、視野が広く自然に見える!

メガネはレンズと目の間に一定の距離があるので、レンズの度数によっても物の大きさが実物と異なって見える事があるほか、歪んで見えることもあります。

一方、コンタクトレンズは目にくっついているので、見え方にほとんど歪みが生じません。
また、コンタクトレンズは目の動きに合わせてレンズも動くため、常に視線とレンズの中心が離れる事がなく、ほぼ正しい距離感で見る事ができます。

また、メガネの場合、視界の端の部分がレンズから外れてしまいますが、コンタクトレンズは黒目の中心の動向部分を直接覆っているので、メガネよりも広い視野で見ることが出来ます。
コンタクトレンズで見える視野は210度、眼鏡は120度と、その差は90度にもなるほど視野に違いがあります。

 

 

左右の度数が大きく違う人はコンタクトがおすすめ

メガネの場合、目から離れるほど度数の効果が弱まってしまうので、メガネの方が強めの度数が必要になります。
また、レンズの度数が強くなるほどレンズの厚みは分厚くなります。

メガネでは、左右の度数に大きく差があるとレンズの厚みの差も大きくなり、物の大きさがそれぞれ違って見えてしまうので、両眼で見た時にはブレて違和感が出ます。

コンタクトレンズでは見える物の大きさがほとんど変わらないので、違和感なく見ることができます。
メガネは両眼視矯正をしますが、コンタクトは単眼矯正なので、左右の度数に大きな差がある方は、コンタクトレンズが向いています。

 

 

メガネとコンタクト、同じ度数で選んでいいの?

「コンタクトレンズを作る時、メガネと同じ度数で大丈夫だろう」と思っていませんか? メガネとコンタクトレンズの度数は違うことがあるため、注意が必要です。

コンタクトレンズを購入する際には、「視力」ではなくコンタクトレンズの「度数」を知っておく必要があります。
視力とレンズ度数は違います。
コンタクトレンズを購入するときは必ず眼科でレンズ度数も調べてもらいましょう。

例えば「コンタクトレンズはメガネに比べて目に近いので、メガネを作る時よりも度数を弱くする(強い近視の場合)」など、矯正手段によって度数が変わることがあります。
そのため、「メガネとコンタクトレンズを同じ度数にする」と自己判断を行うのではなく、それぞれ眼科医の処方に沿った度数のものを使用してください。

 

 

コンタクトレンズとメガネは併用すべき?

目の健康を守る上で、コンタクトレンズとメガネの併用がおすすめです。

コンタクトレンズ装用中に、目が疲れたり、ゴロゴロ感などの違和感が生じたりした際に、レンズの装用を無理に続けると、目のトラブルにつながる可能性があります。
その場合はレンズの装用を中止し、メガネに替えましょう。

また、コンタクトレンズには適切な装用時間があります。
装用時間を超えて使用しないよう、帰宅したらレンズをはずしてメガネに替えるなどの習慣をつけましょう。

適切な装用時間を守らずにコンタクトレンズを装用し続けると、角膜に必要な酸素が不足したり、レンズに汚れが蓄積しやすくなり、レンズのくもりや目の感染症、酸欠などのトラブルが生じることがあります。

また、目に異常があるとき、震災などで断水し手が洗えないときなど、いざという時のためにも、メガネの準備をしておきましょう。

 

 

メガネ・コンタクトを作る際は専門店や眼科で検査を

「メガネやコンタクトの処方は時間がかかって面倒くさいから、同じ度数のものを買えばいい」と思っていませんか?

メガネとコンタクトでは頂点間距離が異なるため、同じようには見えず、眼精疲労や視力低下につながる恐れがあります。

メガネとコンタクトでは、ライフスタイルや利用するシーンによって、ベストな見え方は違います。
目に負担をかけることなく、快適に毎日を過ごすためにも、メガネやコンタクトレンズを作る際は必ず専門店や眼科で検査を受け、相談するようにしましょう。