2017.09.01 CONCIERGE

レンズの良し悪しって何で決まるの?

メガネを買う時、レンズの値段に疑問を持つことはありませんか?
レンズ付セットで一律の場合もあれば、レンズ代は別料金でフレームより値段の高いレンズを勧められることもあります。
レンズの善し悪しは何で決まるのか? この質問は非常に難しく、とっても納得のいく質問です。
メガネを購入するとき、フレームのデザインはお店のメガネを掛けることで見ることができます。
メガネ素材についても、店員さんに聞けばきっちりお答えいたします。
しかし、レンズは非常にわかりにくいですよね。
プロから見て、良いレンズの見極めに使う指標があります。

屈折率

これは数字が大きければ大きいほどレンズが薄く仕上がります。
昔のガラスレンズとは違って、プラスチックレンズは薄くすればその分軽くなります。
耳元や鼻頭等でメガネを支えるのですから、軽いレンズというのは非常に優秀となります。

比重

これは、屈折率でも触れましたが、どれほどの軽さ(重さ)を表します。
レンズは薄型加工をすればするほど比重が高くなります。
ですのでレンズは重くなります。
この比重が小さいほうが、同じレンズの厚みでも軽く仕上げることができます。

アッべ数

これは難しい指標です。
レンズというのは学生の頃に習ったプリズムというものでできています。
光はプリズムを通ると、7色の虹のように色が分かれます。
メガネレンズで色が分かれることは良くない事なので、この数字が高いほど色分散が少ないという事になります。

この3つをレンズの3要素といいます。

これらレンズの3要素が全て整えば最良なのですが、実際には屈折率が高い素材は、比重が大きくなる傾向があったり、アッベ数が小さくなる傾向があります。

また、これ以外にもレンズの歪みを抑える設計も加味します。
プロとして適切なメガネレンズを選ぶことは、快適な眼鏡をつくる上で欠かせません。
信頼できるお店で、安心なメガネ選びをしましょう。