2021.05.17 HEALTHCARE

弱視とメガネについて

「弱視」とは、眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても、視力がでない症状のことです。

 弱視の原因は、大きく分けて2つに分けられます。1つは先天性の白内障など、目の病気が原因で、視力が低い場合です。もう1つは、視力が発達する生後2、3ヶ月の頃から3歳頃までの幼児期に、弱視や強度の屈折異常(遠視・近視・乱視)があるままで過ごしてしまい、視力が発達しなかった場合です。

 視力の発達は、小学校中学年から高学年までに、ほぼ完成してしまいます。そのため、できる限り幼い頃から弱視の治療を行ったほうが、効果が期待できると言われています。弱視は早く発見して早く治療を行うことが大切です。市町村が行う「3歳児健康診査」は必ず受けてください。

 正しい屈折矯正をした際、1.0以上の矯正視力がでる目になり、良好な両眼視の獲得ができれば、弱視が治ったと考えられます。

 弱視治療はメガネでの屈折矯正が基本であり、メガネをかけずに弱視が治ることはありません。

 弱視治療という面だけで考えると、視機能の発達が望めない年齢になれば、メガネをはずしても良いということになるでしょう。しかし、矯正したときに1.0の視力があっても、屈折異常が0近くになるこどもはほんの一部です。屈折異常がある限りは、メガネを外してしまうと、目は無理な調節をし続けてしまいます。メガネをかけているほうがよく見えて疲れませんので、メガネをかけ続けるほうが良いでしょう。