2017.09.01 CONCIERGE

知っておきたい!疲れ目の本当の原因と対策とは?②

疲れ目には必ずそれを引き起こす「原因」があります。
何でもかんでも「青色光線軽減やコントラスト効果向上」というのでは単なる流行でしかないと思います。
この因果関係を見据えて対処をするのが効果的な結果に繋がります。
以下に代表的な疲れ目原因と対処について簡単に整理してみました。

1.視線バランスを原因とする疲れ目

あえて「斜位」という言葉を使います。
時々テレビの健康テーマでも取り上げられることも増えてきました。斜視とは全く別物です。
簡単に説明をしますと、本当は少し視線がズレているのですが、眼を動かす筋肉の補正によって通常は外観的にも両眼視機能的にも健常者と同様の状態となっています。
ただし、常に視線補正を続けているのでズレの方向や眼球運動の筋肉強度によっては疲れ目が発生します。
また、老眼鏡を使うようになるとピント合わせと視線バランスが崩れるので、疲れ目が出る場合もあります。
対策としては、やはり眼鏡で補正することが基本となります。
アメリカ等では、ビジョントレーニングといって眼の筋肉を鍛える方法がありますが、日本ではあまり採用されていません。

2.左右視力が差がある疲れ目(不同視)

左右の視力差というものも疲れ目原因となります。
これはメガネ補正をしても発生します。
理由は、レンズを通して見ると凸レンズであれば拡大されて見え、凹レンズであれば縮小されて見えます。
この結果、左右の網膜に映る像の大きさが異なり(不等像視といいます)疲れ目になるわけです。左右の度数差が3段階程度なら大丈夫ですが、6段階以上の差になると難しくなります。
対策としては、コンタクトレンズが一番良い方法となります。
レンズが眼に直接付いているので不等像視が少なくなります。
メガネを使う場合も、セル枠のような少しでもレンズが眼に近づくタイプを使うと軽減します。
また、メガネを掛けた時の眼の位置をキチンと考慮して加工をしてくれるような眼鏡店でないと、下方視線時のプリズム作用等で疲れやすい眼鏡になるので注意が必要となります。

代表的な疲れ目原因と対策について整理をしてみました。
結局は、信頼できる眼鏡店に行くことが一番なのだと思います。
疲れ目愁訴は、相手にキチンと伝えることが大切な手かがりとなります。
出来れば、「いつ発生したのか」「強度は」「日差変動は」「単眼性か両眼性か」「遠方か近方か」「他の複合症状は」などを自分で書き留めておくと良いと思います。

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